姉妹看護師 座談会

姉の背中を追って。
妹に誇れる“先輩”として

法人全体で約800名の職員がいる当院では、兄弟、親子、親族関係の職員なども実は多く、
2022年~2023年にかけては、珍しいことに姉妹の新卒看護師が入職しました。

今回はその姉妹の新卒看護師に話を伺いました。

この記事では、プライバシー保護の理由から
イニシャルを使用しています。

今回話す人

  • A.A さん

    看護師

    A.A さん

  • N.A さん

    看護師

    N.A さん

  • A.A さん

    この病院で頑張る理由が
    また増えました。

    A.A さん

     母や祖母が看護師だったこと、さらに親戚も医療関係が多かったので、なんとなく私もその方向に行くのかなぁと子ども心に思っていました。中学3年生のころだったと思いますが、看護師の母と一緒にいたとき、目の前で車両事故に遭遇したことがあります。周囲が呆然とする中、母がいち早く救助に走ったんです。その姿を見て子どもながら感銘を受け、自分も同じ道を目指そうと決めました。母の看護する姿への憧れ、がやっぱり大きいですね。

     妹が「お姉ちゃんと同じところ、大分三愛メディカルセンターを目指そうかな」と言い出したのは2022年の夏くらいでした。新卒1年目ですでに大分三愛メディカルセンターで働いていた私は、優しく教育してくれる先輩も多いし、「いいんじゃない?」と軽く応えたくらいでした。本当に同じ病院に就職を決めた時は、驚きましたけどやっぱり嬉しくもありました。妹が入って数か月経ったころ、妹の配属されている病棟の看護師から「ちゃんとやっているよ」「しっかり頑張っているよ」「頼もしい妹さんだね」などと言われるようになりました。やっぱり嬉しいですね。いつの間にか私も、妹と同期の新人を教える立場になってしまいました。姉であると同時に、同じ病院で働く先輩看護師でもあります。この病院で頑張る理由がまた増えました。

  • N.A さん

    「同じ職場の先輩」として、
    いろんなことを
    教えてもらっています。

    N.A さん

     小学校の頃はよく、放課後に母親の勤めていた病院に顔を見せにいっていました。病院という環境や、看護師さんがいる風景が当たり前になってくると、自然と「私もこんなふうになりたいなぁ」と感じるようになっていました。家に帰ってからも、母親の看護の様子を教えてもらうのが好きな子ども時代でした。実は、看護師を目指し出したのは姉よりも先なんです。だから、その後になってから姉が「私も看護師になりたいな」と言い出した時は、なんだか私も嬉しくなりました。親や姉妹と同じ道を歩ける、というのは心強くて、日々のやりがいにもなっています。

     大分三愛メディカルセンターへの就職を決めたのは、「地域に寄り添った看護なら、三愛がいいのでは?」と看護の勉強をしていた学校から勧められたのもありましたが、やっぱり姉がいたから、というのも大きいですね。姉も「いいんじゃない?」と背中を押してくれ、今では「同 じ職場の先輩」として、いろんなことを教えてくれています。勤務している病棟は違うので一緒に業務、ということはあまりないですが、時々院内で会うと「頼もしい先輩看護師」として目に映っています。